野鍛冶やまご

2024/02/14 23:49

【使用前】

食用油で防錆加工済みなので、ご購入後のシーズニング(油ならし)は不要です。水で軽く洗ってからご使用ください。

【調理前】

● 吸着した水分を飛ばし、十分に予熱する
鉄フライパンをよく熱してください。少し湯気が出るまで熱するのがおすすめです。食材を入れる前に鉄フライパンを充分に予熱することが大切です。
● 油返しをする
鉄フライパンに食材が焦げ付かないように、油返しを行います。熱した鉄フライパンに、全体に広がる程度の油を入れます。全体に広がったら余った油をオイルポットなどに戻します。油がサラサラになる程度まで熱してから調理をしてください。

【調理時】

● 中火程度でも調理が可能
鉄フライパンは熱伝導率がよいので、強火にせず中火程度でも十分調理が可能です。強火で長時間使用すると、油ならしで付着した油が飛び、焦げ付きやサビの原因になります。

【調理後】

● 鉄フライパンに料理を残さない
調理後はなるべくすぐに料理を別の容器に移してください。長時間入れたままにしておくと鉄臭くなり、鉄フライパン表面の酸化皮膜が剥がれ、サビの原因となります。
● 急冷しない
一気に冷えると変形してしまう可能性があるので、少し冷めてからぬるま湯で洗ってください。
● 洗剤では洗わない、食洗機(洗浄・乾燥)は使用しない
スポンジ等を使用し、洗剤を使用せずにお湯で洗ってください。完全に冷めないうちに、ぬるま湯などで洗うと汚れがとれやすいです。洗った後は火にかけて水気を飛ばし、キッチンペーパーなどで油を薄く塗ってください。その際、フライパンはまだ熱い状態なので火傷にはご注意ください。

【どうしても落ちない汚れの場合】

● 強力な油汚れ
強力でしつこい油汚れがついてしまった場合や、料理の匂いが気になる場合は、スポンジに食器用洗剤をつけて洗ってください(G)。ただし、油膜が取れてしまうので、火にかけて水気を飛ばした後は油を薄く塗って保管し、次回使用前にはシーズニング(油ならし)を行なってください。
 ○ シーズニング(油ならし)方法
 1.少し湯気が出るまで鉄フライパンを熱し、水分を飛ばします。
 2.多めの油(深さ1cmになる程度)を入れ、少し湯気が出る程度に加熱します。この間に油の膜ができます。
 3.火を止めて油をオイルポットなどに戻し、キッチンペーパーなどで余分な油を拭き取ります。その際、フライパンはまだ熱い状態なので火傷にはご注意ください。
● コゲつき
コゲついた場合は、お湯を入れてしばらく煮立たせ、焦げ付きをふやかしてからタワシやささら等で取り除きます。洗浄後、火にかけて水気を飛ばし、油を薄く塗ってください。その際、フライパンはまだ熱い状態なので火傷にはご注意ください。
●頑固なコゲつきやサビ
どうやっても落ちないコゲつきやサビは、育ててきた鉄フライパンを一旦リセットする気持ちで落としましょう。適切な使い方を繰り返すことで、酸化皮膜は蘇り、再び快適にご使用いただけるようになります。

【ご注意】

・手作業で製造しているため、個体差があり一つ一つ表情が違います。また、製造時の傷や凹みがありますが、使用には問題ありません。
・取っ手が熱くなりやすいのでお気を付けください。
・使用後のお手入れ時、白い布などで本体を拭きますと布が薄黒くなる場合がありますが、これは過熱により鉄の表面に酸化してできた膜(酸化皮膜)が散れたもので、衛生上問題はありません。
・トマトなどの酸性の強い食品は鉄フライパンの劣化につながる恐れがあります。
・冷凍食品など急に温度が下がるとくっつく恐れがあります。


育ってくるとメンテナンスは難しくありません…!
鉄フライパンは適切な使用を繰り返すことで、程よく油がなじみ焦げつきにくくなります。また洗剤をつけずにサッと洗うだけで汚れ落ちも良くなります。仕上がってきた鉄フライパンは使用後の油塗りも不要なほどに扱いやすくなります!

ぜひ「わたしの道具」に育てる楽しみを味わってみてください。